超が付くほどお金がないのに病気が発覚!そのときすべき3つのこと。
最悪の事態というのは待ってくれません。こういうことは、都合の悪いようにできています。そんなときには、
とにかく落ち着く。冷静になる。
無理かもしれませんが、できるだけ早く冷静を取り戻してください。そして、次の3つのことを実行してください。
1.病院のソーシャルワーカーに相談する。 2.生活水準を下げる。これはやむを得ない。 3.生活保護の申請をする前に
1.病院にはソーシャルワーカーがいます。ソーシャルワーカーは、金銭的な相談にものってくれます。
末期がんの場合でも、急性期病院で長く入院させてくれません。緩和ケア病棟へ移るか長期療養型の病院へ転院するかの選択になります。もちろん自宅で看取ることもできます。
★ ソーシャルワーカーに相談すると、今現在でかかる費用面でも安く抑えられる工夫をしてくれます。
例えば、アメニティーといって、入院中に患者が使うティッシュペーパーや歯ブラシ、タオル等を貸してくれる会社が病院に入っています。アメニティーの使用には4段階ほどあって、たくさん借りると当然支払額が高くなります。
急性期病院の看護師には、アメニティー会社に買収されてる人がいるようです。一番高いクラスのものをしつこく勧める看護師には注意が必要です。はいと言うまで帰してくれない勢いでした。
そういった事実をソーシャルワーカーに話すと、
「これは、重要なことなので、」
ということで、事実関係を調べてくれました。
わたしからアメニティーの契約を取った看護師は、先ず、患者に希望を聞いて、患者自身が最低額のランクのアメニティーを希望したにもかかわらず、家族である私に契約を新たに取り直し、患者には
「ご家族がたまにしか病院に来れないので、最高額のアメニティーにしてほしいと言った。」
と伝えたのだそうです。もちろん、そんなことは言ってないです。毎日来ますとはっきり言いました。
その急性期病院はオムツの持ち込みが許されていたにもかかわらず、高額なアメニティーの料金を支払わされました。
その看護師は
コロナだから患者の家族が頻繁に病院に出入りしてほしくなかった。
と答えたといいます。
これは、コロナを利用した悪徳な看護師だと思いました。
今、医療従事者は大変な状況であるのですが、大変なのは患者も同じです。患者と家族が連絡を取りにくい状況です。アメニティーの会社から買収されていないのかも知れませんが、このような事実があると、買収されていると思われるのは当然です。
自分の意思を伝えられる患者は、アメニティーの種類を患者自身で選ぶのですが、その際、一番高いクラスを選んだ患者には
「ありがとうございます。」と言う看護師がいたと後で聞きました。
ほとんどの看護師さんは、素晴らしい方です。感謝してもし尽せないです。しかし、前述のようなモラルの低い看護師もいます。そして、そんな看護師に出会わないで済むに越したことはないですが、
質の悪い看護師は、数は少ないのに出会う確率が何故か高いです。だから、とにかく気を付けましょう。
費用として一番安く療養する方法は、自宅です。
訪問看護と自宅ホスピスに対応した医師が連携を取って、病気や痛みのケアをしてくれます。もちろん介護者は大変な体力と精神力が必要になります。
自宅ホスピスの場合は、介護者が一人だと体力的にむつかしいと思います。同居でなくても家族がいて介護を手伝ってもらえる環境が必要です。もし、介護者が一人しかいないときは、ケアマネージャーや訪問看護師に相談して、たまに数日間入院させてもらえるようにお話することをおすすめします。そうでなければ体が続きません。病状が軽い方はデイサービスや、ショートステイが利用できます。
がんに限らず重い病気を患うと病人はもちろん、介護者も大変なストレスを受けることになります。今の医学は素晴らしく発達しています。なので、余命が宣告された病気以外の介護は長くなることの覚悟が必要です。
二番目に安いのは長期療養型の病院へ転院することですが、安くても1か月に10万円ほどかかります。その費用が厳しい方は、その旨をソーシャルワーカーに伝えてください。
ただし、これは本当にお金が無い方しか使えない方法です。生活保護のようなシステムなので、当然審査があります。なので、だましたらバレます。本当に生活に困っている人は、ソーシャルワーカーに相談してください。
その場合、病院は自分では選べません。こういった特殊な場合に対応した病院に入院することになります。そして、一度入院したり、入院する前でも、入院の意思表示をした後に入院を取りやめたりしたら、再入院は受け付けてくれません。このあたりも注意が必要です。
このようなシステムだと二の足を踏みたくなるかもですが、良い病院もあります。主治医も、病棟看護師長さんも理学療法士さんたちも信頼できる方々でした。
わたしは、すべての病院を見たわけではないので、言い切ることはできませんが、資金が苦しいときなら、とりあえず入院してみてはいかがでしょうか。転院はいつでもできます。
多くの方は、普通に長期療養型の病院に転院されると思います。長期療養型の病院は数が多いので、良いところを選ぶことができます。選ぶポイントはいろいろありますが、今回は費用面でのポイントに絞ります。
最大のポイントは、オムツ代です。
急性期病院と長期療養型の病院では、患者数に対して看護師の人数が大幅に違います。特に、夜間の人数が少ないので、自力でトイレに行けない患者には、オムツの使用は強制的なものとなります。オムツの持ち込みを許可してくれる病院は少ないですが、探せばあります。
大抵の病室にはテレビが備えられていて、利用料は契約すると月極めで見れるか、テレカのようなカードでテレビが見られるようになっています。このテレビ代は、長く入院すると結構な金額になります。かと言って、病人さんにはテレビを見せてあげたいと思います。これを倹約するにはスマホで見ることをお勧めします。ギガは使いますが、カードと併用して安くあげましょう。ちなみに、前述の入院費がままならない患者さんを入院させてくれる病院は、テレビの備え付けはないですが、自分で購入したテレビの持ち込みは許されます。
緩和ケアは富裕層向けだと思います。なので、このブログでは割愛します。
★ ソーシャルワーカーとお話ができたら、いろんなことを提案してくれます。身体障害者手帳の申請や、病気によっては年が若くても介護保険の申請が必要になります。提案してくれたことは全て手続きしましょう。なので、病院と役所はしょっちゅう行き来することになります。もし、自転車を使われる場合は自転車保険の加入もお忘れなく、です。
病院のソーシャルワーカーの存在は、病院の受付も病棟も教えてくれません。
何故なのでしょう。その理由をわたしは知りません。
長くなりましたが、まだまだ続きます。
#自分又は家族が重い病気を患ったとき
#お金がなくても絶望しないでください