煮物の煮汁

ジャガイモは、なくてはならない食材のひとつです。

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茹でて、塩を振っただけでも美味しいものは、何をしても美味しい。サラダはもちろん、煮物、揚げ物、みそ汁の実にしても美味しい万能選手です。

わたしの父は神経質なところがあって、野菜は肉や魚と一緒に煮たり焼いたりするのが苦手だったせいで、我が家は大根もゴボウもジャガイモも煮物は醤油だけで味付けされました。

母は職業を持っていたので常に忙しく、祖父が亡くなたら速攻、夕飯のおかずは1品と決めました。1品だけで完結するおかずとなると、それまで単独で煮られていたジャガイモは、肉じゃがへとグレードアップされました。

面倒くさい父は、相変わらず単独で煮られたジャガイモの煮つけと肉を焼いたものを食べていました。

裕福なら父と同じメニューで食事を済ませるのですが、少量の肉で子供たちが満足する食事を用意するには肉じゃがが得策と考えたのでしょう。
しかし、肉じゃがが食べられない父のために考えた方法とは

  1. 家族の人数分のジャガイモの全量を醤油味で煮る。この時だし汁はジャガイモの高さの1/4から1/3くらいにする。
  2. 別の鍋で肉と玉ねぎを炒め煮にして甘めの味付けにしておく
  3. ①のジャガイモが9割火が通ると肉じゃがにする分を②の鍋に入れて残りの1割分を煮る。

①で残しておいたジャガイモを、この段階で味を調えて、残り1割分火を通す。

★早めに作って一旦冷ましてください。冷めることによって味が浸透します。

★完全に冷める前に一度、天地返しをしてください。

この手順なら2種類のジャガイモ料理を簡単に作ることができます。そして、煮汁が最小限で済みます。

★他の料理にも応用ができます。大人用のカレーと子供用のカレーとか、ブリ大根。鶏肉が苦手な家族がいるときの筑前煮でもOKです。

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これは、冷めきる前に天地返しをしたところです。ジャガイモが煮汁を吸ってほとんど残っていません。

荷崩れを防ぐにはいろいろな方法がありますが、今回は
9割加熱した段階で味を調えてその後の加熱時に
蓋をしないで加熱しました。

材料を入れすぎないこともポイントです。

このように、ジャガイモが鍋の底にひと並びするくらいの量なら
柔らかくなる寸前から蓋を外すと煮崩れません。

 

捨ててしまう煮汁にもお金がかかっています。捨てるものにお金をかけないようにしたいものです。

#捨てる煮汁を節約。
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